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WANDERERS_14

2018/07/31 20:13
キャラクター裏話の7回目です。
おそらく『WANDERERS』の登場キャラで最も意味不明な人物についてです(ネタバレ・アリにつき17話くらいまで読んでいる方むけの内容となっています)。

『四倉朱希(しくらあき)』
彼は未発表作品『Undead×Antidead(仮題)』の主人公です。
能力は本編に登場したそのままで、死を喰らう人外です。
この作品は『WANDERERS』を書き始める直前までプロットを練っていたものでして、行き詰ったところで『WANDERERS』に逃避したかんじです。
発想自体は大昔の心霊記事で読んだ、人が死ぬと体重がわずかに減るという話からきています。
設定を考えるのは好きなのですが、物語にするのがうまくいかず、投げてしまいました。

『WANDERERS』のメチャクチャな世界観――魔法や未来科学のゴチャ混ぜであろうと、『死んだ人間は生き返らない』という法則だけは変えたくはありませんでした。
それができてしまうとどんな物語も破綻するか軽くなってしまうと思っているからです。
ですが物語としての『重要人物死亡展開効果』の大きさはやはり無視できるものではなく、その誘惑には勝てませんでした。
だからといって娯楽小説と決めていたからには、主役級に途中退場されては後味が悪過ぎます。
そこで思い出したのが『四倉朱希』の存在でした。
彼は彼でかなりチート・キャラなわけですが、限定一回で登場してもらいました。
未完成作品とは言え、いちおうは自作品の主役なのも抜擢理由です。
どうせ復活するのなら、物語の最後の最後の演出というのがセオリーというものでしょうが、彼の能力ルールと、無意味な予定調和で引っ張るのもイヤだったのであっさりと終らせました。
おかげで余計に軽い話になってしまったような気がします。
でも個人的にはあの流れの紫堂竜兵がかなり好きです。

おそらく『Undead×Antidead(仮題)』という作品が世に出ることはないでしょう。
なので、ネタバレついでに彼の能力ルールを最後に添付しておきます。
『WANDERERS』のほうでは多少ズレがあります(ルール10など)。

★ルール
1、一度『死喰』を使うと12時間使えない。
2、72時間以内に死を得ないと能力者は死亡する。
3、能力を使わないまま60?時間経過すると苦痛を伴い、発狂する。
 以降時間が経過するごとに悪化していく。
 主人公は70時間まで耐えたが、それ以上は我慢できなかった。
4、能力者が死ぬと、過去に生き返らせた誰かが能力を引き継ぐ。
5、被能力者は死後10分以内でなければならない。
6、切断された部位などは被能力者から30センチ以内にあれば接合する。
7、切断されていても死後10分以内の部分であれば再生する。
8、心臓がないと蘇生しない。
9、脳がない場合、外見は再生できるが記憶は欠如する。
10、病気の場合は一時的に回復するが、病状によってはまたすぐに死亡する。
11、能力者は餓死しない。
12、能力者は普通の人間よりもわずかに身体能力に優れる。
13、能力者は死を得る以外の特殊能力を持たない。
14、能力者は歳をとらない。
15、能力者は普通の人間よりも免疫力は強いが無病ではない(主人公は花
粉症)。
16、死にかけた人間の気配を感じ取れる(半径300メートル以内)。
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WANDERERS_13

2018/07/18 19:13
キャラクター裏話・第6回。
今回は『WANDERERS』オリジナル・キャラクターから『水上修斗』『霧ヶ峰迅』の二人です。
この二人、主人公でした。
本当に主人公でした。
格闘ゲーム『KOF』でいうところの草薙京の主人公チーム、スパロボのオリジナル主人公みたいな立ち位置です。
なので、物語も彼らを中心に進むはずでした。
第一話『屋上からの景色』で、SKK88のメンバーとしてフレイアスや天条マナたちについて語っていたのも、初期原稿ではこの二人でした。
それが話の流れ的に出番が見当たらず、六話あたりを書く頃には「いらないんじゃね?」となり、紫堂竜兵と美浦真夜にとって変わられました。
当初は竜兵と真夜の後輩でしたが、その二人が目立つようになると、今度は八十八守護者としての有能な先輩が必要となってきました。
そこでようやく『水上修斗』『霧ヶ峰迅』にお鉢が回ってきたのです。
キャラクター的には『運動の水上、頭脳の霧ヶ峰』となっており、このあたりは本編でも同じです。
主人公から脇役に降格されてしまい、ちょっとかわいそうなキャラクターたちです。
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WANDERERS_12

2018/07/08 19:12
『WANDERERS』は本日0時をもって『小説を読もう』に最終話を掲載、完結しました。
掲載はタイマー予約なのでその時間ぐっすり寝てましたが、とにもかくにも「終わったぁ」というカンジです。
最後までお付き合いくださった読者の方々に、深くお礼申し上げます。

というわけで今回の裏話は、題名の『WANDERERS』について書きます。
作品のタイトルがなぜ『WANDERERS』であったのか、懐古趣味なお話です。
とてもつまらない内容ですので、作品内容以外に興味がない方は特に読まなくても大丈夫です。

とどが初めて聞いた『WANDERERS』という単語は、日本ファルコムのゲーム『Wanderers from Ys』です。
イース・シリーズが好きだったこともあり、当時はゲームだけではなく音楽CDもよく買っていました(ボーカル・シリーズやソーサリアン・シンフォニーは今でも聴いています)。
この単語が好きで、過去には『WANDERERS』というRPGも作っています。
ちなみにこのときすでに、小説にも出てきた『アイラーン自由貿易都市』ができていました。
また、当時、けっこう好きだった漫画がありました。
成田美名子の『エイリアン通り(ストリート)』です。
その後のとどの作品に、少なからず影響を及ぼした作品です。
名作ですので、機会があればご一読ください。
この二つが合わさり、とどの初ホームページのタイトルとなりました。
それが『WANDERERS STREET』です。
なんと安直なのでしょう。
ですがとどはそのころからファンタジーだけではなく、学園物や宇宙物をヘタの横好きで書いていたので、放浪者だとか冒険者が集まる街道という意味でも良い名前をつけたなぁと自画自賛です。

そんなHPのもと、いくつもの作品が世に出ました(それよりもっと多くの未完成品があるのですが……)。
今回、小説『WANDERERS』はとどの集大成であり、最後の作品のつもりで書きました。
以降はもうゲームも小説も作らない、そう決めていました。
その最後の作品に『WANDERERS』と付けたのは、ごく自然なことでした。
本当はすべての作品からキャラクターを出してあげたかったのですが、物語の都合上難しく、断念しました。
それでも一つの区切りとして、今は書き上げられたことを嬉しく思います。
あとは読者の方に楽しんでもらえれば言うことなしです。

――と、しみじみしたところで、実際はそう割り切れるわけもなく。
最後と決めたくせに、「やっぱ、他のキャラも出すべきだよな」とか「残りのキャラとストーリーで2書くか」とか思ってる自分がいたりします。
もしそれが現実になったときは、また長々とお付き合いください。
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WANDERERS_11

2018/07/07 11:50
前回に引き続き、原作つきサブ・キャラクターの紹介です。
ネタバレが多少含まれていますので、現在公開中の32話までお読みになっていない方はご覧にならないほうがよいかと思います。

『ADEPTORS』『天海真美』
ゲーム序盤で、転校してきた天条マナに声をかける同級生です。
『ADEPTORS1』ではそれ以上の存在ではありませんが、『2』では重い設定を背負って登場します。
そのあたりは『WANDERERS』本編を読んでいただければ、断片的にはわかると思います。
その結果を経ての登場となりましたが、本編ではお茶汲み係としてしか出番はありませんでした。
キャラクター的にはとどが描くヒロインのテンプレみたいになっています。
それゆえ日下深守ファリナ・リゼルとなんとなく?被ってしまいました。

『紅い瞳のロジィ』から、まず『ノーマン博士』です。
彼ほど性格が変わったキャラクターはいません。
とてもヒドイ扱いです。
途中で名前を変更して別人にしようと思ったのですが、『ロジィ』の前譚で改心する前の博士を想像して、「このままでいっかー」としてしまいました。
いや、それにしてもヒドイ。

同じ『紅い瞳のロジィ』から『ラルフ・ブルックナー』と『ルイス・バリー』
舞台設定的に海軍を出さないわけにもいかず、ちょうど軍人がいたので登場願いました。
作品として『紅い瞳のロジィ』を出すのは企画当初から決めておりまして、最後はやっぱりデカ・キャラ退治で締めにしようと宇宙戦艦フェンリルをボスに見据えてました。
まぁ、企画倒れなんですが。
原作ではフェンリルは早々にスクラップでしたが、三番艦まで出してしまうと話がややこしくなるのでフェンリルでやめておきました。
あとはいかにブルックナーを未来に吹っ飛ばすか悩みましたが、これについては別の機会にいたします。
キャラクター的には原作のままです。
尊大で保身的な軍人の悪いところだけをクローズアップしています。
ブルックナーは、最後のほうでちょっとだけドラゴンボールのサタンを参考にしています(笑

上記二人と同じ軍人といカテゴリーゆえに出演の、『鋼鉄騎兵フレイアス』の『ラッセル』『エレ・ブレイズ』
企画段階では登場予定はなかったのですが、ブルックナーのキャラを深めるための対比として、有能軍人の二人に出番が回ってきました。
『鋼鉄騎兵』ではアームド・キャバリー(フロント・ライナー)乗りであったブレイズは、今回はサルベージしたブラック・ソードを研究して開発した機体に乗る予定でした。
が、物語上の時間が短く、とてもそんな開発時間はないので却下となりました。
性格的には原作よりも軽い感じになっています。
また、上下関係でいえばソウルとレイルズの騎士団コンビの対比として、真面目な上官と砕けた部下のようになっています。
アメリカ軍オリジナル・フロント・ライナーが消えたことで、なんとも地味な役回りとなってしまい、とどとしても少し残念でした。
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WANDERERS_10

2018/07/06 19:39
キャラクター裏話・第4回はサブ・キャラクターについてです。
チョイ役のキャラの中でも、当然ながら原作つきと『WANDERERS』オリジナルの者がいます。
今回は原作つきのサブ・キャラの紹介です。
一人目は、宇宙を漂っていたクロガミを助けた星間運送業者の『グレイバー・エアーズ』です。
クロガミを助ける第三者として、星間運送というのが便利だったので登場させました。
性格などは原作の『EARTH-e』のままです。
エアーズという性でお気づきかもしれませんが、彼は『EARTH-e』版『ニーメイア・エアーズ』のお父さんです。
本編ではカットしてしまいましたが、クロガミの看病をしていたのは実は彼女ともう一人の従業員です。
後にフォルクヴァングでニーメイアに会ったとき、そっくりで驚くような話もあったのですが、話のテンポが悪くなり過ぎたのでまるごとなかったことにしています。
ちなみに『EARTH-e』の時代は、西暦でいうところの2300年以降なので、『紅い瞳のロジィ』よりもずっと未来の話です。

二人目はエスタール国で出会った上級導師『ニール・レイゾン』
彼は『冒険者として』という小説の主人公『カール・レイゾン』のお父さんです。
名前は『WANDERERS』を書いているときに決めました。
というか、このときまで漠然としたキャラで、『冒険者として』では一切出てこない人物です。
設定として「魔術師」で「偉い人」というのがあっただけです。
『WANDERERS』という作品がなければ、一生、表に出ることはなかったでしょう。
ソウルと同年輩にしたのは、単に面白そうだったからです。
実際、書いていて二人のくだりは楽しかったです。
ちなみにエスタールつながりの裏話ですが、エスタール王の息子セシルは、大きくなったカールと仲間たちに命を救われるエピソードがあります。
カールの物語・全七話のうち、第六話で出てきます。
今では原稿は残っていませんが、いつかまたシリーズで書いてみたい作品の一つとなっています。

三人目『ベル=グリード・マックスウェル』も、エスタール城での場面で登場しました。
ぶっちゃけ、まるで意味がなかったわけですが、このキャラクターはグレストキア東部七国会議では重要人物で、今後を見据えて名前だけでもと出してみました。
『ゼルスの歌声』でも、名前だけは登場しています。
トゥパニアの特殊部隊として『藍影』が出ましたが、本来は部隊名ではなく、個人の二つ名でした。
彼とベル=グリードが東部戦争で情報戦の鍵を握る人物として活躍する予定でしたが、肝心の小説がぜんぜん手付かずなので、ここで出演とあいなりました。

次回は原作つきサブ・キャラ第二弾です。
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WANDERERS_09

2018/07/02 21:29
キャラクター裏話・第3回です。
女性陣が続いたので今回は男性陣から2名。
『黒と赤の獣』から『ソウル』と『レイルズ』です。
ソウルは『鋼鉄騎兵フレイアス』にも登場していますが、世界観・ストーリー・キャラクターともに『黒と赤の獣』が出典元になります。
『WANDERERS』においては50歳過ぎのロートルとして出てきますが、これには理由があります。
未発表ですが『黒と赤の獣』には続編『黒と白の魔物』がありまして、この物語の時代が『黒と赤の獣』の30年後となっています。
『WANDERERS』は『黒と白の魔物』のエピソードから数ヶ月も経たない頃と想定して書きました。
両作品の隙間が30年となったのは、ハーツの放浪時代を加味してのことです。
その間はソウルたちと絡むことがなかったので、必然的に30年過ぎていたというだけの話です。
さて、そのソウルとレイルズの二人ですが、齢を重ねてもキャラは変わっていません。
いろいろ緩いが仕事のできる隊長と、そんな隊長を支える部下というキャラクターは、二人揃うと重宝します。
映画やドラマに出てくる刑事コンビみたいなものです。
『WANDERERS』における彼らのポジションは、はじめから相談役として考えていました。
フォルクヴァングのなかで貫禄と役職を兼ね備えた彼らは、若者ばかりのクルーには頼もしく映ったと思います。
もし若いままだったら、クルーからは腫れ物のように対応されたかもしれません。
惜しむらくは戦闘能力が常人よりも優れている達人でしかなく、『伊吹一葉』や『メルフィナ』のような超人ではないことでしょうか。
戦闘のたびに格下のような扱いになったのは、作者としても不憫でした。
本当はホワイト・ディーンとブラック・テンペストの激突も書くつもりでいたのですが、なぜかすれ違いばかりでその機会が得られませんでした。
というか、ハーツ搭乗のブラック・テンペストはあまりにも活躍がなさ過ぎて、存在自体いらなかったのではないかとすら……
『WANDERERS』の連載は残り数話ですが、二人の出番はまだまだあります。
若者だけではなく、壮年の活躍にも注目いただければと思います。
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